イエティベイビー　日本画

産まれたてのイエティベイビー

ラピスラズリの産毛

頬はガーネット
身体は水晶粒

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産まれたばかりの息子を初めて抱き上げるとき、自分でもびっくりするくらい緊張してしまいました。
こんな小さな、細い、壊れそうな赤ちゃんをどうやって抱っこしよう？！って。
まず、そんな不甲斐ない自分にびっくり。
あの時の私は必死になって、躍起になって、守らないと！と張り詰めていました。

けれど、ある日、寝かせている布団に手を入れると、温かった。それだけ。
当たり前のことなのに、「この子はちゃんと自分の力で温められた」
と感動してしまって、込み上げてきて、なぜか安心したのです。

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イエティハウス

地球の北の端から

また北の北にある

小さな島のはなし

その夏最後の蝉が羽を落とす夜

オーロラ襟巻きの蜜蜂も

雪の花と一緒に
次の島へと飛び立つ

イエティたちの短いバカンスも終わり

雪の山際を照らす朝の陽は

子どもたちが一斉に誕生する合図

今年もその時が来た

陽の光はほの明るく雪野原に広がる

小さな家々の中に
産まれたばかりの赤ん坊とその家族
長く寒く暗い冬も
お世話に忙しい

イエティたちの冷たくて温かい家





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※一枚ずつでの販売です